物流改革実践のページ

物流改革の詳細


主に卸売企業で実践した改革方法 (基本、卸売企業は、ロジスティクス企業)

1
経営者トップのロジスティクス理論に関する認識確認 (意識改革)
卸売企業にとってロジスティクス戦略は、最重要戦略と認識してもらった
2
ロジスティクス組織の重要性を認識し、組織編成の改革 (重要組織編成)
ロジスティクス本部を創設し、営業本部と同列にして、会社運営をした
3
物流環境・ロジスティクス環境の【見える化】を完全実施する (客観的数値)
各項目毎の物流コストを算出・対売上高の物流コスト比率・物流品質・在庫回転率
4
卸売企業営業マンのロジスティクス環境認識改革 (ロジスティクス機能を売る)
今まで商品を売っていたが、ロジスティクス機能を売るに変革した
5
拠点戦略により、統廃合、新規立上げ 最適拠点戦略 (物流センター)
統廃合することによって、在庫回転率を大幅に改善した (月0・5回転から2回転に)
6
現在使用している物流センターでは、物流改革は出来ない、新拠点で改革する
物流は、止まらない。毎日稼働するセンターを改革する事など出来ない
7
WMS機能の刷新、物流DX化に対応し、変革する
ロジスティクスWMSとして、範囲を拡大し機能を発揮する (倉庫管理システムではない)
8
在庫環境の適正化 市場のニーズに合わせて必要最小限が良い(新商品提供)
市場需要に合わせて、在庫を日数管理として、発注勧告システムを稼働させる
9
輸配送環境を適正化する。2024年には働き方改革の完全実施で運賃が高騰する
全て自社配送環境にし、多段階契約を廃止する
10
物流改革のプロジェクトチームを立ち上げ、継続して実施する (項目毎に実施)
現場力の向上を目指し、現場での改革改善を継続して行い、経営陣は、最大限の支援をする


プロジェクトチームが実践実行する物流改革改善項目(業務の種類別)

 1 受注
基本全てEDI化  業界共通の標準化システムを活用 (必ずなります)
FAX・TEL・MAIL・EOSは、完全廃止 この環境創りで物流業務は大きく変革する
 2 入荷
EDI化情報で全て入荷する、SCMラベルで入荷確認・ロケーション確定で入荷処理完了
JANコード貼付は必須・何れRFID(チップ)に変わる (ペーパーレス・No検品)
 3 保管
大・中・小・重い・軽い・異型物によって保管方法は、変化する。基本は4つ出荷方法で分ける
パレット単位・ケース単位・バラ単位・異型物の4つ。全て自動入庫・自動出庫が基本
 4 補充
出荷情報にて在庫不足が発生したら、ピッキング前に正確に補充する(通常補充・緊急補充)
バラ商品不足は、ケース単位から補充・ケース単位不足は、パレット単位から補充
 5 ピッキング
出来る限り省人化する、バラ出荷は、1ロケーションがピッキング者まで自動的に来るようにする
ピッキング者は、必要数をスキャンしながら取り、残りを戻す、これを繰り返す(ロボット化)
 6 包装梱包
包装梱包は、出来るだけ省資源化を図り、配送し易い形にし、再生可能資材を利用(オリコン)
自動機械化を図り、省人化する 梱包完了時SCMラベル貼付 納品先の事を考えて梱包包装する
 7 出荷
出荷ケースが決定したら、出荷エリアに自動移動する(ケース単位・バラ単位はケース単位にする)
出荷エリアは、立体型自動機械化する パレット単位と異型物は別処理扱い
 8 仕訳
出荷エリアからの出荷は、納品先別・コース別・運送会社別、順番に出て来るようにする
積込がスムースに行くように順番を決定する。パレット単位・異型物は積込時合体する
 9 発送
配送コースは、事前配車管理システムで決定済、商品積込時SCMラベル読込で積込完了処理
ペーパーレスで、送り状無し、納品書無し、明細書無し(車両積込明細書が必要な場合は有る)
 10 配送
適確な配送環境設定で、無駄のない配送環境を創る 直接配送業者と契約出来る様にする
チャーター配送・コース配送は、ナビシステムを使い、事前登録し、計画通りに配送をする
 11 発注
過去の受注情報を精査し、現状の適正在庫を割り出す。受注ビックデータ・AI化・システム化
需要予測を精査し、発注点管理システムを導入する、日々発注点が変化する
 12 SCM
仕入先・納品先とEDI化し、システムで繋がっている。特に受発注情報が重要です(SCMラベル)
これに在庫情報と販売情報が繋がれば、完全自動受発注が実現します。(何れなります)
 13 EC物流
大手EC企業は、上記の改革は既に遣っています。デジタル化で省人化です
中小EC企業は、大手3PL企業を通して、上記のノウハウを利用する
 14 物流現場
物流センターをシステムと機械化・自動化で管理運用していく、一部手作業が入る
物流センターの運営とシステム・機械の保守管理が重要な仕事になるでしょう (現場力)
 15 物流事務
システムを的確に運用する、進捗状況の把握、最終チェック確認、全てペーパーレスです
バッチ処理や異常処理、最小帳票抽出、最小人員で運用する
 16 物流管理
全体の業務進捗状況把握、異常対応、最小人員体制運営、計画・段取り、改善実行など
他部署との連携・物流人財育成・中長期改革計画の実践